辰砂（Shinsya）
シャマネコ、♂、２５、１８３ｃｍ、３/１９生
穏やかで大らかな性格の化け狸。
フラっと遠く地方を放浪しながらの薬師を続けていたが、今は行き倒れていた自分を助けてくれた診療所の下に住処が落ち着いたようで、そこへきちんと日帰り出来るだけの距離に留めている様子。
寛大かつ優しい性格をしており、人の為に何かをするのが好きな献身的なタイプ。薬師という仕事をする上でもその性質は大きく作用しているようで、薬の処方だけに留まらず、あらゆる物事において、苦しんでいる相手、困っている相手がいれば自分の持っている最大限の知識、最大限の技術で助力しようとする。長く生きている分博識な面があるが、新しい知識、自分の知らなかった事を取り入れようとする知識欲も旺盛で、他者のしている事、言っている事にも興味津々。
口数が少ない代わりに行動力があり、大胆な面がある一方で、野生の狸同様、非常に臆病な一面も持っていたりする。ひどく驚くと、そのまま反射的、本能的に仮死状態（狸寝入り）に入るのも野生のまま。シャマネコらしく、関心の有る無しに関わらず、立ち止まり対象をジッと見る習性がある。
軽く癖のある胡桃色の髪に、蜂蜜色の眼。耳と尻尾は狸そのもの。
白い襟巻きをつけ、肩の出た利休鼠色の着物を着ている。振り口と身八つ口は開いており、裾もスリットのようにパックリと脇の部分が切れている。帯やズボンは黒く、また足首から膝下までの、包帯状の細い布である巻脚絆も黒い。履いている靴は、靴と下駄が一体型になったような特殊な形をしている。
よく食べる割にその体型は細身でスマート。どデカい薬箱を背負い、軽々行動出来る辺り、いかに怪力であるかが伺える。
化け狸らしく、化けたり幻術が得意。「狐七化け、狸八化け」という言葉もあるように、その方面に関しては狐姉弟よりも上手な様子。狸火というものもあるように、火を自在に扱う事も可能。
普段の様子や性格に反して、過去に何があったか戦いや喧嘩に慣れているようで、刃物の扱いも得意。刀相手より銃器相手の方が苦手で、怯みやすい。大きな音も嫌い。怖い。
薬師らしくいざとなればそちらのサポートも出来たりするので、地味に万能型。
気質は良くも悪くも房州人のソレで、おら/おみゃあ（名前）といった人称を含め口調も田舎者丸分かりの房州弁。方言が方言の為かぶっきらぼうで喧嘩腰に聞こえるが、言っている内容が優しい為か他人と衝突する事は無い。
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